フローリングは何ケース必要?
床面積を床材1枚の面積で割って枚数を求め、壁際や各列の端でのカット分としてロスを加え、ケース単位に切り上げます。ラミネートフローリングは1ケースに通常8〜10枚、約2 m²入っているので、切り上げだけでも差が大きくなります。結果には、購入する面積と余る量が正確に表示されます。
ロス率は張り方によって変わります。平行張りなら約7%で十分です。ある列の端で出たカット材を、たいてい次の列の始まりに使えるからです。斜め張りでは約12%、ヘリンボーンでは約15%が必要です。角や柱、ドア枠が多い部屋では多めに見込んでください。
列ごとのシミュレーションで精密計算
長方形の部屋で平行張りの場合は、精密計算を有効にしてください。計算ツールは床を一列ずつ張っていきます。各壁際に伸縮目地を確保し、列の端で出たカット材が十分長ければ再利用し、列と列の継ぎ目に最低限のずれを保ち、傷んだ床材の分として2%を加えます。最後の列が細い帯になってしまう場合は警告し、差を最初と最後の列に振り分けるよう促します。二つの結果が表示されるので、多い方を購入してください。
フローリングの計算式
N_正味 = A × 10⁶ ÷ (L × W)、ケース数 = ⌈ N_正味 × (1 + ロス率) ÷ 1ケースの枚数 ⌉
Aは床面積(m²)、LとWは床材の長さと幅(mm)です。巾木 = ⌈ P_巾木 × 1.10 ÷ 巾木の長さ ⌉。P_巾木は周長から出入口の幅を引いた長さです。
計算例
- 部屋 5.0 × 3.6 m = 18 m²、ラミネートフローリング 1380 × 193 mm、1ケース 8 枚、平行張り、ロス率 7%。
- N_正味 = 18 × 10⁶ ÷ (1380 × 193) = 67.58 枚、ロス込み 72.31 枚。
- ケース数:⌈72.31 ÷ 8⌉ = 10 ケース = 80 枚 = 21.31 m²。
- 幅 0.8 m の出入口 1 か所の巾木:周長 17.2 m、巾木の長さ 16.4 m、10% 加算で 18.04 m → 2.4 m の巾木 8 本。
下地材と防湿シート
浮き床工法で張るフローリングには、足音を抑え、小さな凹凸を吸収する下地材が必要です。ただし床材に下地材が一体化している場合は不要です。下地材は床面積に5%を加えて計算し、巻またはケース単位に切り上げます。モルタルやコンクリートの上では、厚さ0.2 mmのポリエチレン防湿シートが残留水分からフローリングを守ります。200 mmの重ねしろと壁への立ち上げが必要なため15%を加え、継ぎ目用のテープも計算します。
巾木と見切り材
壁際の伸縮目地は巾木で隠します。巾木の長さは、部屋の周長から出入口の幅を引き、周囲に巾木が必要な固定物の周長を足したものです。留め切りのために10%を加え、2.4 m、2.5 m、2.7 mなどの定尺に切り上げます。コーナー材、エンドキャップ、接着剤やクリップも追加できます。出入口ごとに見切り材を1本計算し、幅の狭い出入口は、カットが収まる場合に0.9 m、1.8 m、2.7 mの定尺にまとめます。
よくある質問
フローリングはどのくらい多めに買えばよいですか?
単純な形の部屋で平行張りなら約7%、斜め張りなら12%、ヘリンボーンなら15%です。後の補修用に、余ったケースを1つ保管しておきましょう。
フローリングはどの方向に張りますか?
一般的には最も長い壁と平行に、または窓から入る光の方向に合わせて張ります。張る方向は列ごとの精密計算に影響するので、計画どおりに設定してください。
伸縮目地の幅はどのくらいですか?
ラミネートフローリングで通常8〜10 mm、複合フローリングで12 mm以上を、すべての壁と固定物のまわりに確保します。広い部屋ではさらに必要な場合があるので、メーカーの施工説明書に従ってください。
下地材一体型のフローリングにも下地材は必要ですか?
不要です。「下地材一体型」にチェックを入れると、下地材がリストから外れます。ただしコンクリートなどの下地では、一体型の下地材が防湿を兼ねていない限り、防湿シートが必要な場合があります。
施工前に床材をならす(養生する)必要はありますか?
はい。ケースを開けずに施工する部屋に平置きし、通常48時間ほど置いて、温度と湿度になじませてから施工してください。
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