タイルは何枚必要?
簡単に言えば、床面積をタイル1枚の面積で割り、カットや破損に備えた余裕を足した数です。ただし、多くの簡易計算ツールが無視している三つの要素で結果は変わります。タイルとタイルの間の目地、張り方、そしてタイルは1枚ずつではなく箱単位で売られているという事実です。
この計算ツールでは、タイル1枚を目地1本分と合わせて数えます。600 × 600 mmのタイルを目地2 mmで張ると、床の602 × 602 mmを占めることになります。そこに選んだ張り方のロス率を加え、箱単位に切り上げます。必要な面積の隣に、実際に購入する面積も表示されます。
張り方ごとのロス率
壁際や枠、配管のまわりでカットするたびに、ほかの場所では使えないかもしれない端材が出ます。タイルが壁に対して斜めになる張り方ほど、端材は多くなります。初期値は次のとおりです。
- 芋目地、1/2ずらし、1/3ずらし:10%。
- 斜め張り 45°:15%。
- ヘリンボーン:18%。
- さらに、ほとんどのタイルをカットすることになる4 m²未満の小さな部屋では5%、割れやすい辺1200 mm以上の大判タイルでは3%を加算します。
タイルの計算式
N = ⌈ A × 10⁶ ÷ ((L + j) × (W + j)) × (1 + ロス率) ⌉、箱数 = ⌈ N ÷ 1箱の枚数 ⌉
Aは床面積(m²)、LとWはタイルの長さと幅(mm)、jは目地幅(mm)です。余りは、購入した箱に入っているタイルの枚数から、床に必要な正味の枚数を引いたものです。
計算例
- 部屋 4.0 × 3.0 m = 12.00 m²、タイル 600 × 600 mm、目地 2 mm、芋目地、ロス率 10%、1箱 4 枚。
- N_正味 = 12 × 10⁶ ÷ (602 × 602) = 33.11 枚。
- ロス率 10% 込み:33.11 × 1.10 = 36.4 → 37 枚。
- 箱数:⌈37 ÷ 4⌉ = 10 箱 = 40 枚 = 14.40 m²。余り:40 − 33.1 = 6.9 枚。
長方形の部屋の精密計算
長方形の部屋で芋目地またはずらし張りの場合は、グリッド法を有効にできます。列と行を数え、端に出るカット片を確認する方法です。カット片がタイルの半分以下で、柄に方向性がなければ、1枚のタイルから2枚分のカット片を取ります。破損分として3%を加え、面積法とグリッド法のうち多い方の結果を採用します。
箱、パレット、予備の1箱
1箱の内容は枚数かm²で入力してください。もう一方の値は自動で計算され、両者がサイズと合わない場合は警告が出ます。大量に購入する場合は1パレットあたりの箱数を入力すると、注文をパレット+ばら箱で表示します。後の補修に備えて、同じロットの予備を1箱残しておく職人も多くいます。別ロットでは色合いがわずかに異なることがあるためです。「予備を1箱残す」にチェックを入れると追加されます。
接着剤、目地材、付属品
くし目ごての山の高さはタイルの長辺から提案され、そこから接着剤の使用量が決まります。目地材はサイズ、目地幅、タイルの厚さから計算します。スペーサーはタイル1枚ごとに数え、辺が600 mm以上のタイルには自動でタイルレベリングシステムを追加して、大判タイルの段差を防ぎます。
よくある質問
目地幅も計算に入れるべきですか?
正確に求めたいなら入れてください。小さなタイルで目地が広いと差がはっきり出ます。100 × 100 mmのモザイクに目地3 mmなら、面積だけで計算した場合より約6%少ない枚数で済みます。
タイルはどのくらい多めに買えばよいですか?
芋目地なら通常10%、斜め張りやヘリンボーンならそれ以上、小さな部屋ではさらに多めにします。どのタイルでも、後の補修用に1箱残しておくと安心です。
L字型の部屋のタイルはどう計算しますか?
形状で「L字・コの字」を選び、部屋を一周するように各壁の長さと、壁の終わりで左右どちらに曲がるかを入力します。そこから正確な面積と周長を計算します。
浴槽やキッチンカウンターの部分は差し引きますか?
その下にタイルを張らないなら差し引きます。除外部分として追加すると面積から引かれ、周囲に巾木が必要かどうかも選べます。
1箱の内容をm²で入力できますか?
はい。「1箱あたりのm²」を選ぶと、サイズから1箱の枚数を割り出し、二つの値が2%以上ずれている場合は警告します。
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