アンカップリングシートに必要な接着剤の量は?
接着剤は2つの作業に分けて見積もります。下地への接着層は6 × 5 mmのVくし目ごてで塗り、シートを固定します。粉で1 m²あたり約1.4 kgです。その上で、接着剤はまずシートの四角や蟻溝形のくぼみを埋め――薄手のシートで約2.2 kg/m²、厚手や床暖房用で3.9 kg/m²――次にタイルの大きさに合ったくし目でタイルを張ります。
この2層目が通常の接着剤の行に置き換わるため、買い物リストは1行ではなく3行になります。シートのロール、シート下の接着剤、そして充填と張り付けです。バタリング、不陸調整の割増、10%のロスは通常どおり適用されます。タイル、目地材、見切り材はタイル計算ツールで計算します。
ロールと継ぎ目
シートは重ねずに突き付けで張るので、床面積にカット分として約5%を加えれば足ります。一般的なロールは5、15、30 m²で、計算ツールは余りが最も少ない組み合わせを選びます。浴室やシャワーでは継ぎ目と周囲にシールテープが必要です。「その他」で防水をオンにするとリストに加わります。
シートの計算式
シート = A × 1.05; 接着層 = A × r_接着 × 1.10; 充填と張り付け = A × (r_充填 + r_くし目) × 1.10
Aは床面積、r_接着は接着層の使用量(Vくし目6 × 5 mmで1.4 kg/m²、角くし目6 mmで2.5 kg/m²)、r_充填はシートを埋める接着剤、r_くし目はタイル張りの使用量(バタリング込み)です。各行は最後にロールや袋単位へ切り上げます。
計算例
- 部屋4 × 3 m = 12 m²、60 × 60 cmのタイル(くし目10 mm、4.0 kg/m²)、薄手のシート。
- シート:12 × 1.05 = 12.6 m² → 15 m²のロール1本。
- 接着層:12 × 1.4 × 1.1 = 18.5 kg → 25 kg袋1袋。
- 充填と張り付け:12 × (2.2 + 4.0) × 1.1 = 81.8 kg → 25 kg袋4袋。シートなしの3袋より1袋多くなります。
どの接着剤をどこに使う?
多くのシートメーカーは、シートの下と上で異なる接着剤――特定の等級や自社製品――を指定しています。シートとタイルの間に閉じ込められた層は硬化のしかたが違うためです。そのため2つの層は別の行になっています。それぞれの層にはシートメーカーが指定する接着剤を使い、接着層にはメーカー推奨のくし目ごてを使ってください。
シートが役立つのはどんな時?
アンカップリングシートは、タイルを下地から少し独立して動けるようにします。下地が動く場所で効果を発揮します。
- 木造の床や合板下地。木の動きでタイルや目地が割れることがあります。
- 新しい、まだ乾ききっていない、またはひび割れのある床モルタル。
- 床暖房。加熱と冷却の繰り返しで床が動きます。
- 大判タイル。動きに弱い傾向があります。
どれだけ高さが増える?
薄手のシートで約3 mmに接着層が加わり、床暖房用で約7 mmです。床の高さ計算ツールがほかの層と合計し、各ドアのすき間を確認します。
よくある質問
DITRAタイプのシートには接着剤が何袋必要?
薄手のシートなら、接着層に約1.4 kg/m²、上には2.2 kg/m²にタイル張りの使用量を足して見込みます。60 × 60 cmのタイル12 m²なら、接着層に1袋、充填と張り付けに4袋です。DITRA は権利者の商標であり、CalcMyFloor とは提携関係にありません。
シートの上にはどの接着剤を使う?
シートメーカーが指定するものです。上と下で別の接着剤を求めるメーカーが多いため、2つの層は別の行にしてあり、それぞれ購入できます。
モルタル下地にもシートは必要?
必ずではありません。健全で乾燥した平らなひび割れのないモルタル下地なら、タイルを直接張れることが多いです。ひび割れ、新しいモルタル、床暖房、木下地ではシートを使います。
シートは防水になる?
継ぎ目や角をテープで処理すれば防水になるアンカップリングシートは多くあります。テープなしでは、シートだけで防水システムにはなりません。
どれだけ高さが増える?
薄手のシートと接着層で約3 mm、厚手や床暖房用で約7 mmです。全体は床の高さ計算ツールで確認できます。
もっと詳しく
最終更新