一つの部屋から、一つの購入リストへ
床をリフォームしようとすると、たいていはいくつもの計算ツールを渡り歩くことになります。モルタル用、タイル用、接着剤と目地材用、そして下地のことを何も知らないフローリング用。どのツールも毎回寸法を聞き直し、端数の扱いもばらばらで、ホームセンターや建材店にそのまま持っていける購入リストにはなりません。
この計算ツールは発想が逆です。部屋の形を一度だけ入力します。単純な長方形でも、壁を一枚ずつたどるL字やコの字の部屋でも、面積がわかっているだけでもかまいません。すべての材料はその形状から計算され、袋・箱・ケース・巻・缶といった実際に買える単位の購入リストになります。各行には余りの量と、必要なら費用も表示されます。
計算できるもの
リストは作業の順番に並んでいるので、そのまま段取り表としても使えます。
- 下地処理:プライマーや接着剤、絶縁用ポリエチレンシート、周囲の緩衝テープ、水まわりの防水。
- 床下地モルタル:袋入りの既調合モルタル、セメントと砂の現場練り、生コン車で届く無水石膏系の流動床材、セルフレベリング材。水平でない床にも対応します。
- 仕上げ材:あらゆるサイズと張り方のタイル、またはラミネートフローリング、クリック式ビニル床材、接着式ビニル床材、複合フローリング。
- 接着・目地:適切なくし目ごてを前提にしたタイル接着剤、目地材、床材用接着剤。
- 見切り・付属品:巾木、コーナー材、出入口の見切り材、タイルスペーサー、タイルレベリングシステム。
数量の計算方法
購入数 = ⌈ 面積 × 使用量 × (1 + ロス率) ÷ 梱包サイズ ⌉
どの行も、床の正味面積から始まります。すべてのエリアの合計から、キッチンカウンターやシャワーパンなどの除外部分を引いた面積です。各材料はそれぞれの使用量とロス率を掛け、最後まで端数を残したまま計算し、最後に一度だけ梱包単位に切り上げます。各行の「i」をタップすると、自分の数値を当てはめた計算式が表示されます。
計算例
- 部屋 4.0 × 3.0 m = 12.00 m²、セメントモルタル 50 mm、磁器質タイル 600 × 600 mm、目地 2 mm。
- モルタル:12 m² × 50 mm × 2.0 kg/m²/mm × 1.05 = 1,260 kg → 25 kg 袋で 51 袋。
- タイル:12 m² ÷ (0.602 m × 0.602 m) = 33.1 枚、ロス率 10% で 37 枚 → 4 枚入りで 10 箱(14.40 m²)。
- 接着剤:くし目 10 mm、4.0 kg/m² × 12 m² × 1.10 = 52.8 kg → 25 kg 袋で 3 袋。目地材:1.47 kg → 2 kg 袋 1 袋。
平らでない下地が当たり前
多くのモルタル計算ツールは、下地が完全に平らであることを前提にしています。しかし築年数のたった家では、まずそうはなりません。このツールでは、最も高い地点での最小厚さと、最も低い地点までの高低差を入力し、床の傾き方を選ぶか、レーザー墨出し器で測った高さのグリッドを入力します。実際の平均厚さを計算し、最も厚い部分が製品の最大厚さを超える場合は警告します。セルフレベリング材だけでは差が大きすぎる場合は、二層構成も提案します。
複数の部屋でも、切り上げは一回だけ
廊下、キッチン、浴室を別々の部屋として追加できます。各部屋には確認用のリストが残りますが、プロジェクト全体のリストでは、同じ製品を合計してから切り上げます。キッチンにあるタイルが2.3箱、廊下に1.4箱必要なら、買うのは3 + 2 = 5箱ではなく4箱です。
完成したら、リンクで共有したり、CSVファイルをダウンロードしたり、業者に送るテキストとしてコピーしたり、印刷したりできます。どの出力にもロス率、使用量、製品設定といった前提条件が含まれるので、誰でも数値を検算できます。
よくある質問
この計算ツールは無料ですか?
はい。アカウント登録も有料プランもありません。計算はすべてお使いのブラウザー内で行われるため、入力した内容がサーバーに送られることはありません。
ロス率はどのくらい見込めばよいですか?
初期値は、タイルの芋目地で10%、斜め張りで15%、ヘリンボーンで18%です。4 m²未満の部屋では5%、辺が1200 mm以上のタイルでは3%を加算します。フローリングは7%からです。どの値も変更できます。
フィートやインチでも計算できますか?
はい。画面上部の「ft」をタップするか、プロジェクト設定で単位を変更してください。選んだ単位はすべてのページで記憶され、梱包サイズも50ポンド袋などの米国製品に切り替わります。
使用量の値は自分の製品にも当てはまりますか?
初期値は一般的な値です。製品によって異なるため、袋に記載された内容やメーカーの技術資料を確認し、必要に応じて値を修正してください。
複数の部屋にも使えますか?
はい。寸法のステップで部屋を追加してください。プロジェクト全体のリストは同じ製品をまとめてから一度だけ梱包単位に切り上げるので、箱や袋が一つ少なくて済むこともよくあります。
最終更新