床材のための部屋の測り方
執筆:Michał Białas · 最終更新
壁はすべて床の高さで測り、壁が平行でないときは大きいほうの値を使います。複雑な形は長方形に分けるか、壁を一枚ずつたどって測ります。ドアの幅と床に固定されている物も記録してください。巾木の長さや、ときには面積が変わるからです。
記録しておくこと
床材の買い物リストに載る材料はすべて、三つの数字から決まります。床面積、周長、そして巾木を付ける壁の長さです。タイル、床板、接着剤、目地材、セルフレベリング材、下地シートは面積に比例します。巾木、周辺の緩衝テープ、防水テープは周長に比例します。ドアの幅は巾木の長さから差し引き、見切り材の本数を決めます。
- 8 m(25 ft)以上のメジャー、または長い部屋ならレーザー距離計。
- 部屋のスケッチ。ラフで構わないので、各壁に番号を振ります。
- 各ドア開口部の幅。枠と枠の間で測ります。
- 動かさない物の寸法。キッチンアイランド、浴槽、シャワーパン、造り付けの収納など。
長方形の部屋
長さと幅は床の高さで測ります。腰の高さでは巾木や家具がじゃまになります。それぞれ両端と中央の3か所で測りましょう。古い家はほとんど直角になっておらず、片側が 1~2 cm(1/2 in)広いことはよくあります。いちばん大きな値を使ってください。少し面積が多めになるほうが、最後の列で足りなくなるより安く済みます。
面積は長さ × 幅、周長は 2 × (長さ + 幅)です。フィートとインチで測る場合は、掛け算の前にインチを小数のフィートに直します(6 in = 0.5 ft、3 in = 0.25 ft)。または、フィート・インチ・分数をそのまま入力できる床リフォーム計算機に入れてください。
L字型・U字型の部屋
長方形でない部屋の測り方は二つあります。一つ目は、いくつかの長方形に分けてそれぞれの面積を足す方法です。面積は正しく出ますが、周長は正しくありません。長方形どうしが接する部分には実際には壁がないのに、そこも数えてしまうからです。二つ目は、巾木にはこちらのほうが確実ですが、部屋をぐるりとたどる方法です。一つの角から始めて、壁を順番に測り、壁の終わりで左に曲がるか右に曲がるかを記録します。
壁をたどる方法は、自分の採寸のチェックにもなります。記録した壁で出発した角に戻らなければ、どこかの値が間違っています。計算機の L/U 字モードはまさにこれを行います。入力した壁から輪郭を組み立て、閉じないときはそのずれ量を知らせ、コーナー部材のために入隅と出隅を数えます。
例1(フィート):L字型のリビング
- 左下の角から壁をたどります:16 ft、左へ、12 ft、左、6 ft、左、5 ft、右へ、10 ft、左、7 ft、左――出発点に戻りました。
- 面積:外側の長方形は 16 × 12 = 192 ft²、欠けている角は 10 × 5 = 50 ft²、192 − 50 = 142 ft²。
- 周長:16 + 12 + 6 + 5 + 10 + 7 = 56 ft。
- コーナー:5回の左折は入隅、1回の右折は出隅です。
- 巾木:56 ft から 32 in のドア 1 か所(2.67 ft)を引いて 53.33 ft。切断ロス 10% を足して 58.67 ft、8 ft の巾木が 8 本です。
同じ部屋を 16 × 7 ft と 6 × 5 ft の長方形に分けても面積は同じ 142 ft² ですが、二つの周長を足すと「壁」が 68 ft になります。実際には付けることのない巾木が 12 ft 増えてしまいます。
収納、アルコーブ、差し引く部分
同じ床材を張る収納やアルコーブは部屋の一部です。追加の長方形として加えてください。動かさず下に床材を張らない物は差し引きます。キッチンアイランド、浴槽、シャワーパン、造り付けのワードローブなどです。いずれにしても、フローティング床を重い固定家具の下に挟み込んではいけないので、ラミネートやクリック式ビニル床は普通アイランドの手前で止め、周りに見切りを付けます。
除外部分ごとに、周囲に巾木を付けるかどうかを決めます。足元が引っ込んだアイランドなら普通は付けません。独立した柱なら付けます。計算機では各除外部分の「周囲に巾木」スイッチで設定します。
例2(メートル):造り付けクローゼットのある寝室
- 部屋 4.2 × 3.6 m = 15.12 m²、周長 2 × (4.2 + 3.6) = 15.6 m。
- 造り付けクローゼット 1.2 × 0.6 m = 0.72 m²。差し引き、巾木なし:正味面積 15.12 − 0.72 = 14.40 m²。
- 0.8 m のドアが 1 か所:巾木の長さ 15.6 − 0.8 = 14.8 m。
- 切断ロス 10% を足して 16.28 m → 2.4 m の巾木 7 本(16.8 m)、0.52 m 余ります。
ドアと敷居
ドア開口部は枠と枠の間で測ります。巾木はドア枠で止まるので、ドア幅は巾木の長さから引きます。各ドアには、新しい床が隣の部屋の床と接する部分に見切り材が必要で、巾木の種類によっては端部キャップが 2 個要ります。床をどこで終わらせるかも今のうちに決めましょう。普通はドアの下、閉じた扉の位置に合わせます。
よくある採寸ミス
| ミス | 起こること | 対策 |
|---|---|---|
| 腰の高さで測る | 家具や巾木の分だけ短く測ってしまう | 床の高さで壁から壁まで測る |
| 壁ごとに1回しか測らない | 直角でない部屋で材料が足りなくなる | 両端と中央で測り、最大値を使う |
| 長方形の周長を足し合わせる | 巾木を多く見積もりすぎる | 壁をたどって測る |
| 収納を忘れる | 最後の1箱・1袋が足りない | アルコーブごとに面積として追加する |
| インチと小数フィートを混同する | 10 ft 6 in を 10.6 ft と入力してしまう | インチ ÷ 12 で換算するか、計算機に任せる |
採寸が済んだら、次はロスと梱包単位を決めます。タイルはどれだけ多めに買うかで張り方ごとのロス率を解説しています。タイル計算機やラミネートフロア計算機なら、採寸値を箱単位の数量に変換できます。
よくある質問
フィートとインチ、どちらで測ればいいですか?
混ぜなければどちらでも構いません。1/4 in 単位で測り、掛け算の前に小数フィート(インチ ÷ 12)に換算するか、フィートとインチをそのまま計算機に入力してください。メートルならさらに簡単です。
キッチンキャビネットの下の面積は差し引きますか?
キャビネットを動かさないなら差し引きます。フローティング床は重い固定キャビネットの下に施工すべきではなく、その下のタイルもたいてい無駄になります。
斜めの壁がある部屋はどう測りますか?
長方形と三角形(底辺 × 高さ ÷ 2)に分けるか、最大の長さと幅を使って余りをロスとして扱います。巾木については、斜めの壁そのものの長さを測ってください。
計算機に「壁が閉じない」と表示されるのはなぜですか?
入力した壁が出発した角に戻っていないためです。たいていはどれかの壁の測り間違いか、曲がる方向の入力ミスです。メッセージにずれの量が表示されます。